障がいのある方々が地域にある福祉事業所（障害福祉サービス事業所）で、社会参加や就労という目的をもって取り組む、ものづくりや作業のことを「授産（じゅさん）活動」といいます。活動を通して、たとえ重い障がいのある方であっても、社会における経済活動の一翼を担うとともに、工賃（給与）を得ることができます。そのような活動の場を提供している福祉事業所が、地域の中には数多くあります。
一方で、授産活動に取り組む福祉事業所の目的は、ものづくりや作業による工賃を得ることだけではありません。障がいのある方の地域での暮らし、日常生活を支援するとともに、一般就労（企業等への就職）を目指す支援にも力を入れています。

※このホームページでは、一般就労に向けた支援や生活支援を主な目的としている福祉事業所の活動も含めて広く紹介しています。 

クッキー・パンなどの食品製造をはじめ、アクセサリー・日用品などの雑貨製作と販売、組み立てや封入をはじめとする内職、清掃などの請負作業など、このホームページで紹介されているものが具体的な授産活動の内容になります。
しかし、その活動を通して得られる工賃（給与）は、月の平均で１万円程（大阪府平均）というのが現状です。手作りの商品は大量には生産できなかったり、働ける時間も限られていたりという状況に加えて、一般市場との競争、業務の請負先や販売先の拡大という課題に向き合う難しさがあります。

じゅさんあっと堺（授産活動支援センター）は、仕事を受注する機会や商品の販路を拡大するために、企業や団体への広報・営業活動を行っています。また、業務の依頼や販売先の紹介があったときは、授産活動に取り組んでいる福祉事業所とのマッチングをお手伝いしています。

市民や企業・団体、地域社会と、障がいのある方がかかわる授産活動をつなぐコーディネーターとなり、その活動が発展していくことをめざしています。ぜひお気軽にご相談ください。